禁煙外来の禁煙成功率は65%程度

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病院で禁煙する「禁煙外来」はまさに最強の禁煙方法。
その禁煙成功率は65%にも上ります。

5回の診察を多く受ければ受けるほど禁煙成功率は上がる

禁煙外来は最長で12週間(3ヶ月)病院に通います。
回数にすると5回です。

この回数は禁煙外来の保険適用で決められた回数なので、もっと多く通うことはできません。
禁煙成功率を左右するのは禁煙外来にきちんと通った回数です。

初回、2回目で禁煙外来に通うのをやめてしまうと成功率は低くなる

初回で禁煙外来をやめてしまった人の禁煙成功率はわずか6.5%に過ぎません。
2週間後の2回目でやめてしまった場合は、16%です。

非常に低い禁煙成功率と言わざるをえません。

5回通うと50%

禁煙外来に5回通うと禁煙成功率は50%にまで跳ね上がるという大規模な調査結果があります。
ただ我慢して自力で禁煙を目指していた時代では、考えられない禁煙成功率の高さではないでしょうか?

なぜ禁煙外来にきちんと通うと禁煙成功率が上がるのか?

禁煙外来の治療は「飲む医薬品」が中心となります。

チャンピックス(成分名:バレニクリン)という医薬品を飲むことで、禁煙する治療なのです。

このチャンピックスは毎日服用する医薬品です。
8週間〜12週間(2〜3ヶ月)でしっかり禁煙できるように成分が調整されています。

禁煙外来に3ヶ月で5回通うということは、その間ずっとチャンピックスを飲み続けるということです。

つまり、禁煙外来に通った回数が禁煙成功率を上げるというよりも、チャンピックスをしっかり飲み続けられるかどうかが禁煙成功率を左右するということになります。

禁煙外来に5回通って1年後の禁煙成功率は65%程度

上記であげた禁煙外来に3ヶ月(5回)通ってチャンピックスを服用し続ければ、禁煙成功率が50%程度になるという調査結果は、ちょっと古いデータです。

現在は当時よりもチャンピックスの処方技術、禁煙補助方法も進化しているため、禁煙成功率は上がる傾向にあります。

現在、禁煙外来に5回通った1年後の禁煙成功率は65%程度と考えられています。

禁煙外来に通えば、きっと禁煙はできる

我慢するという禁煙方法は「意思の強さ」に依存します。

意思が弱い人や、仕事が忙しくてストレスが貯まりやすい人は、どうしてもニコチンの魔力から抜け出すことはできません。
なんといってもコカインやヘロインよりも中毒性が高いのが、タバコに含まれるニコチンという成分なのですから。
我慢するだけで禁煙が成功するはずがないのです。

しかし、現在はチャンピックスという優秀な禁煙医薬品が登場し、以前と比べて格段に楽に禁煙できるようになりました。
禁煙外来に行けば、あなたも必ず禁煙できます。

「意思が弱いからきっと失敗する」
「今までも禁煙できなかったし…」

などと弱気になる必要はありません。

まずは禁煙外来へ。
自分の未来のために、その重い腰を上げることが先決ですよ。